知ってるようで知らない”話しことば”  ST渡邉弘人

皆さん、こんにちは!!

“Asian ST” 渡邉です。

私は沖縄県に住んでいるのですが、沖縄は例年より早い、6/12に梅雨明け宣言があり、ほぼ夏の暑さです。

とうとう夜はクーラーを使い始めました。

さて、私は言語聴覚士ですが、まだあまり言語聴覚士らしい話をここでしていないことに気づいたので、今回から少しずつ触れていきます。

ところで、

「話しことば」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?

ネットでこれを調べてみました。

三省堂大辞林によると

「音声を媒介する言葉。話し聞くことば」

goo国語辞典では

「話したり聞いたり、音声によって伝えられる言語。音声言語」

とありました。

通常、私達の頭に思い浮かぶのは、そういうことですし、それは正しいです。

今日はそれに付け加えてお話したいと思います。

話しことばの物理的実態とは何でしょうか?

それは実は…

空気の振動

なんです。

誰かから発せられたエネルギーが空気を動かし、その空気の動きは瞬時になくなる…

つまり

話しことばは”空気波動運動“とも言えます。

それでは日常的に私達の身の回りにある

「ことば以外の音」と「話しことば」

の違いは何なのでしょうか?

ガラスが割れると音がします。それ自体は単なる物理音です。

しかし

「ガシャンと割れた音がした」

ととらえられた時の「ガシャン」は

ことばになります。

話しことばとは、聞いた人のとらえかたということもできます。

ニワトリを例に挙げてみます。

ニワトリの物理的音声は同じだとしても

日本語では「コケコッコー

英語では「クックドゥードゥルドゥー

ロシア語は「クカレクー

スペイン語は「クィクィリクィ

ヒンディー語(インド)は「クックローロー

中国語は「コーコーケー

私が住んでいたミャンマーは「オイイオッ

 ★厳密に言えば片仮名発音とは違うはずですが、細かい音まではここでは示せません。

 ★ニュージーランドのマオリ族はなぜか日本人と同じ「コケコッコー」らしいです

など、空気波動振動どこをとらえるのかが各言語でのとらえかたの違いになります。

ミャンマーのニワトリも日本のニワトリと同じように鳴いているのに、こんなにとらえかたが違うのは驚きでした。

言葉は聴けなければ話せませんが、この「聴く」というのは、「耳が聞こえる」ことではなく、

物理的な波動全体から、その国の母国語体系として、必要な部分をとらえられないと、話すことができないということを意味します。

これが話しことばの土台であり、まとめると、話しことばとは

空気の振動をとらえること、つまり聴くこと」と「話すこと」の両方を意味します

失語症のある人の評価や治療の時にこういった話をさせてもらうこともあります。

これまで様々な失語症のある方々に、長年携わってきました。困っている方は是非ご相談下さい!

それでは、また!!

【参考・引用】

道関京子. 全体構造法で取り組む失語症の在宅リハビリ. 医歯薬出版. 2007

 

 

 

 

 

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